toggle
2016-04-28

朝8時、起きてもまだ着いてない。船は昨日よりは揺れてない。
レストランで朝ご飯をすませ、外を見るとだいぶ天気は回復してる。
周りは相変わらず見渡す限りの海。

だいぶ揺れにも慣れてきて本くらい読めそうだったけど、島での行動のために体力温存とひたすら寝ることに。酔い止めが効いてるのかいくらでも寝れる。
そんなこんなで11時頃にようやく陸地が見えてきた。陸地が見えると嬉しいものです。

12時過ぎに港に着いて大勢の島の人に出迎えられて、宿に向かう。
午後の海ツアーに申し込んだから20分くらいですぐ出かけないとならないのが慌ただしい。
濡れてもいい格好して、日焼け止めを塗って、水中でも撮影できるボックスに入れたカメラを持って、マリンシューズを履いてダッシュ。思えばけっこうしっかり準備したものです。

着いた日の午後、2日目・3日目、帰る日午前と3日間の滞在なんだけど、シーズンとはいえ相手が生きものということで、チャンスを多めに2日目以外は全て海に出るツアーを入れてみた。
ツアーの内容は隣の無人島にいってその島を歩くのと、途中の穏やかな海辺でシュノーケリング、その間の移動中にイルカを見つけたら一緒に泳ぐ、クジラを見つけたら眺めるというもの。
個人的にはクジラの一点張りというのでもよかったけど、そんなツアーはないみたい。(船のチャーターはあるけど高い)
半日というか3時間程度でそれだけのことをやるってことで、この日はあまり期待もせず、3日目の全日ツアーに全てをかけるつもりで臨む。

この日は曇りで風も強め、無人島へは上陸できず、シュノーケリングも5人中2人だけ。(自分含む)
それでも南の島の海はそれなりにきれい。水中での撮影ははじめてで難しい。これでだいぶ体力を消耗した気がする。

沖まで出ると、ときおり泳いでるカメやらマンタを見たりするんだけど、景色も動物も珍しいから落ち着く暇無し。
こういう性格がせっかくのんびりできるのにもったいないよなぁ、とか考えてたら船長から、「前方にイルカの群れを発見!」との報告。
ツアーも残りわずかでぐったりしかけてた参加者みんなでワーキャーはしゃいでイルカの群れを追っかける。
野生のイルカもかわいいもんだなと見とれ、気づいたら周りに30頭くらいいたりして目的は違うもののだいぶ楽しんだのです。

とそんなことをしてたら、「イルカを追っかけてるとクジラに会ったりもするんだよねぇ」とか船長が言う。
(今日はまだ会えないかな)くらいに考えてのに、急にドキドキしてきてテンパリました。
ここからはクジラスイッチに切り替えまいと、この日のために買った双眼鏡を首にかけて呼吸を整えた瞬間、「ブロウが出たぞ!」と船長の声。
遠くの方にうっすらクジラの噴いた潮(ブロウ)が見えた。

クジラは水面で潮吹いて潜ってを何回か繰り返して、最後にしっぽを出して深く潜って行くというお決まりの行動パターンがあるんだけど(というのを今回知った)、すぐにまた水面に上がって来る可能性を残した動きだったわけです。

ブロウを見つけるのが最初のポイントで、それがわかったらあとは上がってくるのを待つ。
どうやらそれがクジラウォッチングというもののよう。
その時間は7〜15分くらいで、どこに上がってくるかはわからない。
クジラの進行方向から出所を探り、出そうなところで船を止めて待つ。船長のカンと運のみ。
こちらはついにそのときがきたかと前のめり。

船の前の方に立って周囲を見回すけど、風が強いこの日は波しぶきがあって潮と見間違える。
とにかくキョロキョロ。自然と誰もしゃべらなくなる。船のきしむ音と波と風の音だけの世界。
そんなことを繰り返していて、ついにそのときがきた。

「2時の方向にクジラ!」と今日一の張りをきかせた船長の声。
あわててそっちを見るとザトウクジラが上がってきて、潮吹いて大きい背中を見せてずーんとしてる。
そのあと10秒くらいでしっぽをみせて深く沈んでいった。

なんだかあまりの早さであっけにとられつつも、すごいものを見てしまったと開いた口が塞がらない感じ。
100mくらい先でだいぶちっちゃかったけど、これがようやく憧れのクジラをみれたはじめてのひととき。

DSCF0258  OLYMPUS DIGITAL CAMERA

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。