郡上八幡と散居村

水との関わり方でウチらの業界ではわりと有名な郡上八幡に行ってみた。
2年前にも一度訪れてはいて、そのとき、街にあふれる水路を見たりするのに加えて、
「川に飛び込むときは気をつけてね」というサインや、飛び込むために足をかけやすいようにつくられた橋なんかをみて、
いろいろと驚かされたりしたんですが、今度は郡上踊りというのに驚かされまして。

2ヶ月続く祭りというだけで、馴染みのない自分なんかはビックリなんだけども、
お盆の4日間だけ朝まで踊る徹夜踊りというのがあるとのこと。
祭りといえど、そんな屋外の使い方があるものかねと興味本位で見に行ったら、ほんとにやってた。

20時から朝の5時まで、生歌生演奏で、雨が降っても踊る
じいさんばあさんから子供まで
各自、輪から抜けることはできても、音は止まらないエンドレス
それを仕切る歌い手(DJ)たち

その歌い手の1人の82才のおじいちゃん、ごとーさんに偶然カフェで居合わせて、郡上踊りの歴史やら郡上の魂について話してもらって思ったのは、
とんでもない街というかとんでもない地域。郡上がやばいのか岐阜がやばいのか。

地方の人というと地元愛はありながら、自虐的に「ウチの町はなんもないから」なんて挨拶がてらに言ったりしがちですが、
郡上の人たちでそんなこという人には1人も会わず、「ウチの町楽しいからまた来なよ」みたいな人が多かったので最後もうひとビックリ。

岐阜に行く前にちょっと遠回りをして、富山の砺波平野のカイニョという屋敷林を持つ散居村を見に行ったりもしたのだけれど、
こんな風景が自分らが生まれる前には当たり前のようにできていたんだなと嬉しくなったり、悲しくなったり。
日本の文化の奥深さにほんの少し触れられた夏になった気がして、当分はこの話を会う人たちにしてしまいそう。

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観光客も気軽に入れる川
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朝までやってる下駄屋
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OLYMPUS DIGITAL CAMERAカイニョのオンパレード

OLYMPUS DIGITAL CAMERA散居村

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