週末3日間を使ってリノベーションスクール@沼津に参加してきました。
しっかりと沼津を目的に駅前行くなんてもしかしたら高校卒業以来かもしれないんでね、ついでに街中を歩いてみたところ、うわさに聞いていたとおり15年前とだいぶ雰囲気が変わってる。
仲見世はだいぶ寂しくなっていて、すみやももうないしマルサンも静かだし。
15年で結構変わるもんなんだなぁ。清水町民からすると沼津と言ったら若者の街くらいに思っていたものだけど。
狩野川の堤防も残念な工事がなされていて、もうちょっとやり方なかったのか?
ちょっとがっかりして会場へ。
建物のリノベーションのことはよくわからないんだけど、今回はエリアリノベーションのユニットがあるんでちょうどいい!とつい参加を決めたわけです。
学生の頃に何もわからず単純なんで、「風景や景観のことをするんだな」、なんて考えて始まった自分のランドスケープ生活ではあるけど、結局は1敷地の1工事に関わるくらいで決して風景をつくれてるわけではないというのが、大きな声では言いづらい悩みではあるんだけど、そんな自分にとって最近よく聞く「エリアリノベーション」がずっと気になってたところでした。
今回は沼津の西浦の久連地区が対象エリア。
近くなのにあまり印象ないのが情けないったらありゃしない。
実際に行ってみると、海越しに見える富士山に、みかん畑。
それくらいは見たことあったし、想像できたけど、蔵の残る街並みに小さく感じのいい露地、みかんを生業とする人々と、いい雰囲気でゆったりと時間が流れてるかのような集落がありました。
そこに沼津港から船で行くというなんともステキな体験までしたりして。
初めて会う人たちとのグループワークなんであまり自分の考えに固執しないようにと取り組み始めるものの、頭が固くなりがち症の自分はついつい自分の得意分野で解決しようという頭にしかならず、超苦戦・・・。自分の仕事上、普段からわりと広域的に見てるつもりがあっけなく覆され、情けないったらありゃしない・・・。
なんども心折れながら、ユニットマスターの人たちにアドバイスもらい、最後に発表したのは、「みかんコスメをつくる」という提案。
西浦の人々の生業であるみかんと、町のよいところを失わせずに最大限発信するためのプラン。
将来の西浦エリアのために暮らしを発信することで事業を生み、沼津全体の中での西浦の位置づけを明確にし、そして未来につなげるという提案になりました。
そんなこんなで大変だったけど、脳みそひっくり返されたようなすごい体験をしたような気もする3日間を過ごしたところです。もうくったくた。
登りたかった神社山